*平成30年度 展覧会のご案内 


4月7日(土)〜7月1日(日)
 


 


  横山大観 《霊峰春色》 1943年頃
 橋本関雪 《東海神秀》 1940年 


 
  ザ・対決! 比べて感じる日本画―

 江戸時代までの絵画は、狩野派、やまと絵、琳派、浮世絵、文人画などに分類されますが、明治以降は西洋画と区別するために日本画として総称され、引き継がれました。そのため花鳥画や美人画など、西洋画には見られない日本画独特の伝統的な主題や、外形を写すだけではなく、写意と呼ばれる画家の精神性を表現されることもあります。
 
 今回の展示では、美人画の巨匠・上村松園と鏑木清方の美人画や、横山大観、橋本関雪、望月玉溪による富士山を題材とした作品のほか、花鳥、牡丹、猿、鯉といった同じテーマで描かれた作品を「対決」または「三つ巴」という形でご覧いただきます。作者による個性や表現方法など比較をしながらお楽しみください。



 
 
       

      
    小堀篷雪筆 薩摩茶入添幅 江戸時代前期
  ●9月8日(土)〜12月2日(日)  

  所蔵茶道具展 茶の湯と文芸 ―和歌に託した茶の心― 
 
 
  千利休の師であった武野紹鴎は、「見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦のとまやの秋の夕暮」という藤原定家の和歌をもって茶道の理念としたといわれます。また利休は「春をのみ待つらん人に山里の 雪間の草の春を見せばや」と藤原家隆の和歌で侘び茶の心髄を示したとされ、和歌の引用から静寂な余情の中に奥深い趣を感じます。
 さらに時代が江戸に移り、小堀遠州が茶の湯の指導者的役割を果たすようになると、「きれい寂び」といわれる洗練された美が茶の湯に求められるようになりました。その一例として茶入、茶碗などの銘を和歌から採用するという「歌銘」を好み、茶の湯と文芸がより密接になりました。

 今回の茶道具展では、細川幽斎、烏丸光広などによる主に和歌が書かれた短冊や色紙の掛物を中心に構成し、和歌に詠み込まれた「春」「夏」「秋」「冬」や、「祝賀」「歌枕(歌に詠み込まれる名所)」をテーマとしました。さらに茶入および茶碗に歌銘があるものと、茶道具の銘や文様が季語にまつわるものを各テーマに応じて組み合わせています。
 短冊にしたためられた流麗な書体とともに、和歌文学と茶の湯に共通する風流な世界をご覧いただきたいと思います。  




平成31年1月5日(土)〜2月3日(日)
      
    


    
   
 




   
  
      竹内栖鳳 《山村の春》      上村松園 《手毬つき》 


  新春展 小品画の魅力 −暮らしを彩る日本画−

 小品画とは文字通り画面の小さな絵画を指します。構想を練り時間をかけて制作した展覧会出品用の大作とは異なり、簡素であっさりとした印象を与えます。しかし簡潔でありながらも、俳句に共通するような風趣に富み、画家の人柄が垣間見えるような親密さが感じられます。

 新春展では、毎年春季に開催する日本画の企画展で出品する機会の少ない小品画にスポットを当ててみました。画像ではご紹介できませんが、継色紙を思わせる青、緑、黄色の鮮やかな背景に梅が一枝直立する福田平八郎の《紅梅》や、独特の味わいを持つ熊谷守一の《柿》など、大作では得られない表現や、小さな画面だからこその愛らしくて親しみやすい作品が他にもあります。
 思わず展示室から持ち帰って、自宅に飾りたくなるような作品の数々をぜひご覧ください。




*参加型ギャラリートークのご案内
ギャラリートーク
(担当:桑山美術館学芸員 前田明美)

絵画を見る楽しみは人それぞれです。しかし「絵の楽しみ方って?」「私の見方は正しいの?」などの思いを抱きながら、美術館で絵画作品に向かい合っていることはありませんか。また、作品と向き合っても美術館側が提供するパネルや音声の解説を作品に照らし合わせて確認しているだけであり、自分だけの感性で鑑賞してみたいと思いませんか。
 当館でのギャラリートークは、学芸員自身が上記のような絵画鑑賞への疑問や不満を解消できないかとの思いから毎年開催しています。まずは予備知識を持たず作品をじっくり見て、好きか嫌いか、なぜそう思うのかを参加された方々に尋ねることからからトークが始まります。他者の意見や感想からは、共感したり異なる感性に驚いたりと新たな解釈に触れる楽しみもあります。最後にトークの総括として、作品の背景や作者について学芸員が説明しますが、参加者が何気なく感じたことが作品の本質に迫ることもあります。
 気楽におしゃべりを楽しみながらご一緒に作品を鑑賞しませんか。

ギャラリートーク 茶道具

*参加型ギャラリートーク (茶道具展)


 茶道具は自由な解釈は難しいと思いギャラリートークは実施していませんでしたが、「ぜひ茶道具展でも」というご要望があり、2016年から始めました。
 しかし単に説明を聞くだけの受け身ではツマラナイ、ということで参加された方にも発言を促すような問いかけを行い、絵画展のように気楽な雰囲気で会話を通じて作品の見所などを皆様とともに探ってみました。時代を経て伝えらえた茶道具には、茶の湯の歴史や流行によって好みが変化するものや、一貫するもの、また過去の茶人によって愛蔵されたものなど多くを語りかけてくれます。
 皆様と共にそれらの声を引き出し、耳を傾ける機会になれば幸いです。





*フラワーアレンジメント教室のご案内


〔日 時〕
 毎週水曜日  
        午前の部:11時〜12時30分  
        午後の部:1時30分〜3時

〔場 所〕 桑山美術館 別館1階多目的ホール

※入会金は無料です。
 自由参加制となっておりますので、都合に合わせて
 ご参加できます。
 
                                        
フラワーアレンジメント作品
受講生作品
(2007年3月7日)
フラワーアレンジメント作品
受講生作品
(2007年3月14日)

トップページ   美術館の案内    交通アクセス   主な所蔵品    展覧会案内   茶室案内

ギャラリー案内    庭園案内 〜燈籠〜   庭園案内 〜季節の花々〜    お知らせ

 
             
ホームページの画像およびテキストの著作権は桑山美術館にあります。無断転用を禁じます。
©2003−2018 Kuwayama Art Museum