*平成29年度 展覧会のご案内 
    

     
       川合玉堂 「嶋之春」1937年



4月8日(土)〜7月2日(日)
 


 
 自然を写す 心を映す 〜日本画から一句〜

 俳句は、「早春」などの時候を表す言葉や「風薫る」など天文に関する言葉、さらに生活や行事、動物や植物などさまざまな季語を用いて言葉を紡ぎます。俳人、歌人の正岡子規は俳誌『ホトトギス』にて写生による新しい俳句を提唱したように、俳句は絵画と同様に情景を描写し特に日本画にみる風景画には共通点も多く、しみじみとした情感にあふれます。
 
 今回の展示では、四季折々の自然風景や人々の営み、さらに花や鳥といった季語を用いた画題や季語を主題とした作品をご覧いただきます。特に、日本の自然風景を数多く描いた川合玉堂の作品数点をまとめて展示し、詩情あるれる風景と共に風景の中に点景として描かれた人々への温かなまなざしを感じることができると思います。描かれた作品と同じ季語を用いた俳句を添えるとともに、鑑賞される方も作品を前に一句ひねってみてはいかがでしょう。




  ●9月9日(土)〜12月3日(日)  

  所蔵茶道具展 折々の茶会 ―初釜から歳暮― 
  

 茶会や茶事の楽しみのひとつに道具の取り合わせがあります。長寿の祝い、追善供養、新席披露などの目的や、端午、重陽などの節句、さらに観桜、観月など風物をめでる際など多岐にわたり催される茶会は、その目的や季節ににちなんだ趣向のほか、小間や広間、野点など場所を考慮した道具の取り合わせが求められます。
 
 今年の茶道具展は、新年に初めて釜をかける「初釜」から年の暮れに一年の締めくくりとなる「歳暮の茶」のほか、春に摘まれた茶壺の茶が残り少なくなり残茶をはたいて催す「名残の茶」や、炉開きの頃に新しい茶壺の口を切って新茶を挽く「口切の茶」、さらに夏季の早朝に行われる「朝茶」など四季折々に催される茶会を想定した道具の取り合わせをご覧いただきます。
 時期によって水指や茶碗などは口径の大きさや高さが変化し、陶磁器や漆器に施された絵付や蒔絵なども趣向に沿うものを選ぶなど、一会に用いられる茶道具が演劇の俳優のように演出します。古より季節や茶趣に応じて茶会を開いてきた茶人たちの風流の一端に触れてみませんか。


平成30年1月6日(土)〜2月4日(日)
        
    白磁壺  朝鮮王朝時代        古丹波壺 桃山時代


新春展 水を満たす器 −多彩なる壺・花入・水指−

 現代社会ではプラスチック製の容器が普及しましたが、壺や甕は古来より貯蔵用の水をはじめ、味噌や酒などの調味料などを保存するための生活には欠かせない器でした。茶の湯の世界では室町時代以降、侘び茶の流行により種壺などの農具が水指に見立てられるようになると、素朴で時に荒々しい土肌に魅了された人々によって骨董品、美術品として鑑賞のために収集されるようにもなってきました。
 新春展では産地や時代が異なる壺を中心に、美術工芸品として作られた大壺や茶道具としての花入・水指を展示し、造形や釉調、絵付など多彩な表情をみせる器をご覧いただきます。

 


*参加型ギャラリートークのご案内
ギャラリートーク
(担当:桑山美術館学芸員 前田明美)

絵画を見る楽しみは人それぞれです。しかし「絵の楽しみ方って?」「私の見方は正しいの?」などの思いを抱きながら、美術館で絵画作品に向かい合っていることはありませんか。また、作品と向き合っても美術館側が提供するパネルや音声の解説を作品に照らし合わせて確認しているだけであり、自分だけの感性で鑑賞してみたいと思いませんか。
 当館でのギャラリートークは、学芸員自身が上記のような絵画鑑賞への疑問や不満を解消できないかとの思いから毎年開催しています。まずは予備知識を持たず作品をじっくり見て、好きか嫌いか、なぜそう思うのかを参加された方々に尋ねることからからトークが始まります。他者の意見や感想からは、共感したり異なる感性に驚いたりと新たな解釈に触れる楽しみもあります。最後にトークの総括として、作品の背景や作者について学芸員が説明しますが、参加者が何気なく感じたことが作品の本質に迫ることもあります。
 気楽におしゃべりを楽しみながらご一緒に作品を鑑賞しませんか。

ギャラリートーク 茶道具

*参加型ギャラリートーク (茶道具展)


 茶道具は自由な解釈は難しいと思いギャラリートークは実施していませんでしたが、「ぜひ茶道具展でも」というご要望があり、2016年から始めました。
 しかし単に説明を聞くだけの受け身ではツマラナイ、ということで参加された方にも発言を促すような問いかけを行い、絵画展のように気楽な雰囲気で会話を通じて作品の見所などを皆様とともに探ってみました。時代を経て伝えらえた茶道具には、茶の湯の歴史や流行によって好みが変化するものや、一貫するもの、また過去の茶人により愛蔵されたものなど多くのことをを語りかけてくれます。皆様と共にそれらの声を引き出し、耳を傾ける機会になれば幸いです。





*フラワーアレンジメント教室のご案内


〔日 時〕
 毎週水曜日  
        午前の部:11時〜12時30分  
        午後の部:1時30分〜3時

〔場 所〕 桑山美術館 別館1階多目的ホール

※入会金は無料です。
 自由参加制となっておりますので、都合に合わせて
 ご参加できます。
 
                                        
フラワーアレンジメント作品
受講生作品
(2007年3月7日)
フラワーアレンジメント作品
受講生作品
(2007年3月14日)

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